【決定版】MagicKeyboardが本当に必要な人は？【iPadPro】

2020年4月、彗星の如く登場したiPad Pro用MagicKeyboard。iPad OSから続く〝iPadのPC化〟が世間を賑わし大注目をされていた。自分もiPadを愛用する身としてiPadの可能性が広がる事に胸を躍らせていた。が、しかし。それを入手するには一般サラリーマンにはあまりにも高い壁（価格）であった。そして2021年。世間がMagicKeyboard熱が冷めた今やっと手にする事ができた。今更レビューしても意味があるのか考えたが、いや、色んな情報が出ており競合の製品も出てきている今だからこそ本当に必要な人がわかるのではと思い記事を書くことにしました。と長々語っておりますが、とりあえず入手して使ってみた感想と色んな人が発信している事をもとにこのMagicKeyboardが本当に必要な人がどんな人なのか解説したいと思います。

この記事でわかる事

Magic Keyboardを持つべき人がわかる
サードパーティ製キーボードとの違い
Magic Keyboardの弱点・デメリット

こんな人は買え！

まず正直に言うとMagic Keyboardは完璧でもないし、完全にPC化できるものではないです。そしてiPadは人によって使い方が様々なために何を重視するか・どういう仕様頻度で使っているかが重要になってきます。そのような様々な条件下でも持つべき人に重要な要素を順番にお話しします。

①iPadで文字入力がメインの人

もう当たりまえと言えば当たり前なのですが、文字入力としてiPadを使わないのなら正直MagicKeyboardは買う必要はありません。もちろんトラックパッドの快適さでブラウジングなどでも快適に使う事ができますが、値段と重さを犠牲にしてまでも入手する物ではないです。

逆に文字入力をメインで使うならシザー構造とトラックパッドは劇的にiPadを別マシンの次元に格上げしてくれることは間違えありません。自分はメールやブログなど文字入力を頻繁に使う（予定）なので十分買う価値があると思っています。Smart Keyboard Folioも非常に優秀なアクセサリーで、自分もボロボロになるまで使い込みましたが、打鍵感や長時間タイピング時の疲れ、トラックパッドの優秀さを考えるとMagic keyboardに軍配があがります。

②Apple pencilの使用割合が20％以下の人

まずApple pencilがメインで絵を描いたり、手書きをする人は絶対購入をしない方がいいです。色んな方がブログやYouTubeでおっしゃっていますが基本Apple pencilとの相性は悪いです。ただ全く使えないとは思わないです。実際自分もメモ程度でApple pencilを使っているのですがそこまでストレスはないです。そのままでもメモ残す程度なら使えるし、キーボードから外すのは簡単なので縦書きもしようと思えば使えます。ただしあくまで使用頻度が少ないから耐えられますが、Apple pencilメインの方にとっては1番相性の悪いアクセサリーと言えるでしょう。

③コンテンツ消費が多い人

コンテンツ消費、いわゆるYouTubeなどの動画視聴や本、ネットサーフィンなどまさしくタブレットが得意とするところの使い方です。これについてあまりブログや記事などで触れている人がいないため意外と思われる方も多いかもしれませんが、自分が実際使って感じているところはここになります。

まずはトラックパッドが優秀なためYouTubeなどでも動画を探すときも楽ですし、ネット検索もPC以上に使いやすい気がしています。ただしそれだけではなくて簡単にキーボードから外せると言う点が何しろ優れています。一瞬で文字入力機器からコンテンツ消費マシンに切り替える事ができます。そこがサードパーティ製との大きな違いでありMagic Keyboardの魅力になります。もちろん大前提として〝文字入力の頻度が高い〟という人にはなりますがイメージ的に

文字入力≧コンテンツ消費　　Magic Keyboard

文字入力＜コンテンツ消費　　Smart Keyboard Folio　

文字入力割合が80〜90％以上　サードパーティ製キーボード

上記の様なイメージになるのかなとおもいます。

サードパーティ製との違い

Magic Keyboardの最大のライバル（？）としてよく比較されるのがロジクール製の『COMBO TOUCH』。タイピングやトラックパッドの操作性など非常に評価も高く価格もMagic Keyboardよりはお手頃。ただしタブレットをはめ込み型ゆえに取り外しに手間がかかってしまいます。もちろん折りたたんでタブレットとして使う事ができますが重すぎてもはやタブレットとはいえません。もう文字入力しかしないと言うかたであればオススメできるキーボードになると思いますが、それならMacBookでもいいような・・・

また海外のクラウドファンディングで話題になった『Libra』は完全にMacBookの見た目にしてしまうキーボード。キーボードに差込タイプなのでCOMBO TOUCHよりは取り外しやすいですが、差込口のゴムが劣化したりするとの報告が。また接続がBluetoothであり少し安定性がないとの記事もみかけます。また何より上記二つはバッテリー内蔵のため充電が必要である事も少しネックかもしてれません。

それ以外にもまだ市場に登場していないですが、クラウドファンディングで360ど回転させる事ができ、かつMagic Keyboardの用にマグネットで貼り付けるだけなので取り外しが簡単にできるキーボードが香港のスタートアップDoqoから発表されたりとまだまだ新しい製品が登場する予定です。あとはご自身の使い方にマッチするかどうかですが、サードパーティ製品を選ぶ時は

接続製、操作性は快適か
電源仕様
重さ
MacBookでいいじゃないか

などを基準に選んでみることをオススメします。

Magic Keyboardのここが不満

私のように文字入力とコンテンツ消費が多い人にはオススメできるMagic Keyboardですが不満点もいくつか。あくまで自分目線ですが参考までに。

価格が高い
重い
Apple pencilの保管ができない
数字入力時に画面の下部分が少し邪魔
キーボードの指紋目立ちすぎ
キーボード薄いのでMacBookには打ちやすさが少し劣る
キーボードに角度がない

あくまで参考程度ですが、上記の様な事を改善してくれたら完璧に近づくのになーと考えています。ただ本当にタイピングのしやすさを実感でき、トラックパッドの便利さにはまってしまう製品だと思います。

まとめ

今回自分自身Magic Keyboardって本当に必要なのかな、PC化できるのかなと考えながら作ってみました。その中ですごく大切な事に気づきました。

iPadはPCに完全に成り代わることはできない、成り代わる必要がない。

と言うことです。PCが欲しいならMacBook Airなど軽量化されたPCを購入すればいいわけで、やはりiPadはタブレットなんだからその良さを残さないと自分には合わないなと思いました。スマホでもPCでもない、でも同じような事は80％くらいならできるよっていうある意味なんでも欲しがるタイプの自分にはピッタリなマシンだと再確認できました。高いけど。